広告は永遠の邪魔者である。


はいきたどん、とみやしゅんたです。


僕がインターンしている会社の紹介で

アドテック関西2015というアドテクのイベントに

スタッフとして参加さしていただきました!

(東京は12月にあるらしいです。)




このイベント2日間かけて、4つの会場でトークセッションが毎ターム

行われていくんですが、何がすごいかって登壇される企業、登壇される方達が豪華すぎる!



まだ学生のペーペーからすると、終始、わくわくしてました!



具体的には、電通、博報堂、Twitter Japan、Facebook Japan、ヤフー、ワコール、キリン、Panasonic、フジテレビジョン、楽天、サイバー、フリークアウト、大広、Adobe...などあげたらキリがないですけど、なんか神々しかったです。



スタッフとして受付の名刺いただく時に、全部かっさらいたくてしょうがなかったです。



株式会社ワトソン・クリック 山崎 隆明さん


2日間のなかで、とくに印象に残っています!

その印象深かった3つのことを今回は書きます!









【広告は永遠の邪魔者である。】



現在、広告というのは消費者にとって

見たくないのが前提条件なのだそうです。

その前提条件があるなかで、いかに

広告を用して、プロダクトを伝えるかが重要で、


その背景として、過去に商品を自画自賛しまくった広告が

溢れかえっていたことがあるそう。

そのため、広告を拒否する壁がエンドーユーザーに出来上がってしまったのこと。


そしてその背景から、今の広告のもう一つの前提条件としてあるのが




「商品をほめない」広告。




です!

なるほど。電通の頃にCMプランナーとして

ご活躍されていたのでマス広告のことをおっしゃっていましたが

広告をいかに広告のようにみせない、ネイティブアドのような

間接的な広告が...これからの広告のあり方に共通しているのかなと感じました。



こちらの動画をご覧ください。


「つまらん。お前の話はつまらん。」でお馴染みの

金鳥 キンチョールのCMです(笑)


もうひとつ。


TOTO ネオレストのCMです。


この2つのCMをあげて、おっしゃていたのが...








世界観と説明とサービスの共存です。









本来CMでは、商品のサービスを説明しながら紹介し、伝えるのが

当たり前ですが、先ほども言ったように、商品を全面に押し出すような

マス広告はすでに消費者に受け入れ難くなっています。

その条件があるなかで、大事になってくるのが


世界観です。



具体的にキンチョールのCMは

キンチョールの商品の説明をしている最中にいきなり



「つまらん。お前の話はつまらん。」と会話をぶった切っています。



この見ている人が感じる、ある意味の裏切りや意外性のある広告

視聴者の記憶に残り、印象強いのだそうです。





TOTO ネオレストのCMでは

ビックベン、リテルベンと称する菌の親子が商品の説明や魅力を、あえて菌目線から表現する世界観を作り上げています。そして最後には心くんが演じるリトルベンが死んでしまいます。なんとも悲しい結末になっていますが、その人間の本能に訴えかける(ex かわいい かっこいい かなしい せつない)CMもまた印象強いそうです。











②【世の中に伝わる情報の量はほんのわずか】

こちらは サントリー プロテインウォーターのCM。


「細マッチョ」と聞けばみなさんも思い出すと思うんですが、

このCMが始まってから、「細マッチョ」という言葉が浸透し始めました。

そしてこのCM、30秒あるうちの25秒が「細マッチョ」「ゴリマッチョ」しか言っていま

せん。文字に起こして、サントリーに文面で見せた時、めちゃくちゃサントリー側が心

配したそうです。

たった最後の5秒の説明だけでも、その商品のブランドを創り上げることができる。これこそがクリエイティブだとその時、衝撃的でした。


キンチョールでも、プロテインウォーターでも

世の中に浸透する傾向みたいなのがあるそうで、

それは消費者や視聴者が日々の生活の中で、CMのフレーズを


遊び言葉に出来かどうか


が重要になってくるそうです。「お前の話はつまらん!」や「細マッチョ」は僕が中学生ぐらいのことですが、友達がモノマネしてたり、パロディがたくさんあったり、そんなイメージです。








③【責任を持って、無責任であれ】



「責任をもって、無責任であれ」

これはなにをおっしゃているかというと

「製作者でありながら、視聴者、消費者となれ」

ということです。


クリエイターにしても、デザイナーにしても、マーケッターにしても

何かを創作する人は、常に消費者やクライアントの立場にたつこと

を忘れてはいけないということ。


しかし、その基本は時に忘れてしまいがちです。

それを再認識さしてくれるとてもよいお言葉でした。


基本はやっぱり大事ですね。











初心忘るべからず。



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